残念ながら多くの方が語学留学さえすれば英会話ができる
ようになると信じていますが、そんなことはありません。
1年以上の語学留学をしたにもかかわらず、ほとんど英語が
話せない、という人は意外と多いようです。
なぜこのようなことになってしまうのかといえば、言葉も文化
も違う国で自分自身を律するのは難しいのです。
現地の語学学校の多くが、日本人を含めたアジア系の生徒
が中心で、南米、欧州、アフリカ、中東諸国の人達が全体の
2割程度を占めているのが多いようです。
ですので、同じアジア圏の人達と英語を勉強することになる
のですが、中国や韓国の人達とは言葉が近いので、本当に
カタコトの英語でも通じてしまいます。
そして、同じような間違いをするのですが誰も間違いを指摘
できないので間違った英語を身につけてしまい、後になって
気がついても、直すのが大変なのです。
また、語学学校で仲良くなった日本人と、多くの時間を過ご
してしまい、ホームステイでは部屋に閉じこもりがちになっ
てしまい留学の目的を見失います。
こうしたことを避けるためにも、できれば語学留学ではなく、
現地の専門学校には、様々なプログラムを提供してます。
ですので、こうした専門学校のショートコースを受けること
をおススメしたいのですが、こうしたことは難しいという方も
けっして少なくないと思います。
なので、その場合は、できるだけ日本人が多いとされる語学
学校を選ばないようにしましょう。
また、ホームスティの場合では、ホストファミリーとコミュニ
ケーションをとることが一番の英会話の勉強です。
間違いを恥ずかっていえはいつまでたっても、積極的に話す
ようにして、もし、分からないことがあれば、遠慮失せずに分
るまで何度も聞くようにしましょう。
ホストファミリーに余計な気を使わせないためにも、会話を
積み重ねていくことは非常に重要なことです。
また、ホストファミリーと一緒にTVやDVDを観たりするのは、
リスニングの能力を高めるだけでなく、外国の文化に振れる
貴重な体験になりますし、英語力もアップします。
こうした場面でも、ホストファミリーに積極的に質問してみて
ください。学ぶべきことが沢山あると思います。
また、ホストファミリーとの生活の中で、気づいたことや気に
なる表現は、片っ端からメモしてください。
なので、ポケットに入るくらいのメモ帳とペンは必ず携帯して
ください。メモされたことは最高の英語教材になります。
そして、もし、メモしたことが理解できない場合は、帰宅後に
自分で辞書で調べるのもよいですし、、ホストファミリーや語
学学校の先生に尋ねるとよいでしょう。
使い方が理解できたら、毎日の生活の中で、積極的に取り
入れることをおススメします。地味ですが、こうしたことを繰
り返している内に自然と英語力は高まります。
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